釣りの師匠的存在の方から「何人かで遊漁船でタチウオ釣りに行こう」とお誘いを受けました。
ちょうどその連絡がきたとき地元の魚料理の店でタチウオの寿司を食べていた(しかも美味い)ので運命的なものを感じ即答で参加することに。

タチウオ釣りは初めてなので色々ネットで調べて準備します。他の魚とだいぶ違う特徴的な形状の魚なので、特有の釣り方があるようです。

捕食の仕方が他のフィッシュイーターと異なり、丸のみではなく噛みつきをするそうです。

実際に捕食しているところをみると確かに噛みついてますね。

なので、嚙みついた瞬間に針をかけないといけないためフックにより貫通力が求められるそうで、そのためバーブレスフックという返しのないフックを使う事が多いようです。
ただ貫通力が高いメリットがある一方、返しがないのでばれてしまう確率があがるデメリットは当然あるので、ヒットしたらテンションを緩めずに釣り上げる必要があるとのこと。

なるほど。。。
バーブレスフックの一本だとちょっと不安なのでフロントを通常のアシストフック、リアをバーブレスフックにするハイブリッド型のセッティングにする事にします。

フロント用のアシストフック
リアのバーブレスフック

ちょっとでもかかる確率が上がるように4本針のものにします。

ルアーも一応、タチウオ用を謳っているものにします。

パームス(Palms)のヘキサーサーベル80g
UVゼブラグロー、UVアカキン、ブルーピンクの3色を用意。

で、セッティングです。

このセッティングが吉と出るか凶と出るか・・・

あともう一個問題が。
メインでやっている釣りがSUPフィッシングなので、持っているクーラーボックスがSUPに乗る程度の小さなものしかなく、タチウオのような長い魚は折りたたまないと入りません。

折りたたんで硬直しちゃうと料理しずらいのでタチウオが入りそうなクーラーボックスもAmazonでポチっときます。

もっと本格的なものも欲しいんですが、どこまで釣れるかわからないので一旦3,000円程度の安物にしました。

あとは、鋭い歯にショックリーダーが切られることがあるようなので、ショックリーダーの先にさらに太いフロロカーボンのバイトリーダーを付ける多段構造にします。

50lb以上が良いとのことなので、こちらの52lb/14号のものを購入。

事前の準備はこんな感じ。


さて当日です。今回はホームの相模湾ではなくお隣の駿河湾です。沼津から出港する勘栄丸という遊漁船にお世話になります。我々のグループは自分を入れて4人、全員で10名程度の乗船です。

タチウオは夜行性なので15:30出港、22:30帰港のスケジュールです。

この日は出港時ちょっと小雨。うねりはなく乗りやすいです。

ポイントに到着。ドテラ流しではなく投錨して船を固定するようです。

タチウオは暗くなってからが本番なのですがボウズ回避のためにとりあえず釣り始めます。シロサバフグが何匹か釣れたあと、まぁまぁの型のサバが釣れました。いつもホームで釣れるものよりも太く脂がのってそうです。

その後、シロサバフグの群れに当たってしまい竿をあげてしばらく待ったあと、暗くなってきてそろそろタチウオゲームの開始です。

周りも含めて中々タチウオはヒットせず各自サバが釣れる時間が続いたあと、ポイントを少し移動したところ他のエサ釣り客が釣れ始めました。

なかなか釣れない時間が続きましたが自分もどうにかこうにか一匹ゲット!サイズはそれほどではないですが、嬉しい人生初のタチウオです。

釣ったばかりのタチウオは綺麗ですね!

その後、ねばるもののリリースサイズのサバが数匹釣れて終了~

誘ってくれた人が前回来たときは爆釣だったらしいのですがこの日は船全体が渋い結果となりました。まぁこればっかりはしょうがないですが、なんとか一匹(サバは数匹)は釣れたので良しとします。