数ある釣りのスタイルの中から僕がSUPフィッシングをチョイスしている理由として、大物は釣りたいけどあまりお金をかけたくないというのがあります。

大物を釣るためには沖に出ないといけない訳ですが遊漁船だと1回1万円位かかります。
SUPフィッシングの場合、SUP自体の初期投資は必要ですが一度購入してしまえば後はかからないので最終的には遊漁船よりリーズナブル何ではないかという判断です。
最終的にはSUP代を釣った魚の値段で上回ろうと本気で考えてます。

「岸よりも大物を船よりも気軽に」が僕のSUPフィッシングのコンセプトです。

という訳で遊漁船で釣る事は考えてなかったんですが、僕の釣りの師匠的な存在のOさんから
「今度みんなで船で鯛ラバやらない?」とお誘いを受けました。

コンセプトからは外れるものの、前回購入した紅牙の新ロッドとリールを早く試したいのと、まだ一度もまともな魚が釣れておらず「今のやり方で本当に釣れるのか?」という疑念もあり、釣り慣れている人と一緒に行って自分のやり方に問題が無いかなど確認してみるのも良いかなと参加する事にしました。船で一度行って成功体験を積む作戦です。
そしてOさんが人数を集めてくれ乗合ではなくチャーターで行けることに。いやぁ楽しみだなぁ。

当日、まだ暗い早朝に集まって軽くレクチャーを受け出港。場所は我が家からほど近い早川漁港です。朝早いの苦手な僕ですが、船の上での日の出は気分爽快ですね。

(船釣り慣れてないもので、僕だけネルシャツ・ジーパンとかで来ちゃいました。当然寒かったです。)

ポイントに到着。早速開始です。

とりあえず周りの人と比べて変な釣り方はしてなさそうなので一安心(鯛ラバなので真下に落としてただ巻きするだけですがw)。

ひたすら落としては巻き落としては巻きをいくつかポイントを移動しながら繰り返します。
全員で6名なのですが、各々なかなか当たりが来ず。うーん、船なら魚探もついてるしもっと簡単に釣れるのかと思ってましたがそんな簡単なものではないのか。
そうこうしている間に日が昇ってきました。

中々釣れないので、ここで大きくポイントを西に向けて移動します。
結構、根がありそうな感じの場所です。

ポイントを変えてからしばらくすると、メンバーの一人がイナダを釣り上げたのを皮切りにおのおのが次々とイナダを釣り上げていきます!
鯛ラバからジグに切り替える人も居ますが、鯛ラバでも釣れている人もいるので僕は鯛ラバで粘る事に(釣りたいの鯛だし)。

しばらくすると僕の竿にもついに当たりが!なんだかヌメっとした引きで他の人と随分違うためどうやらイナダではなさそうですが重さはかなりあります。もしかして鯛?
ドラグ緩めなので結構な時間ファイトし、ついに魚が水面に。はたして。

鯛かと思ったらウツボでした!

あとで計ったら1mありました。外道ではありますが自分史上初の大物です!

船長に噛みつかれたら大怪我するので気を付けるように言われ、慎重に針を外しました。
巻きつく力が強く中々にスリリングです。
リリースするか迷いましたが初の大物だし食べれるらしいのでキープ。形状が特殊すぎて締めたりが出来ず一旦バケツに放置。

鯛ラバで大物(ウツボだけど)が釣れることも証明でき、周りがイナダフィーバーが続いていて事もあり、鯛はあきらめて僕も鯛ラバからジグへ換装(ジグ持ってないので借りました)し再開します。

しばらくするとまたしても当たりが!今度は先程とは違いかなり引きが強いです。イナダか?と思って釣り上げると、、、シイラでした!

見た目インパクトある魚ばかり釣れますが、シイラだったら普通に食べられるので良しです。

その後、イナダらしき当たりがありつつも釣れず本日は終了。
狙っていた鯛こそ釣れませんでしたが、鯛ラバとジグで大物2匹が釣れたので大満足です。

鯛ラバ一本でしばらくSUP釣りしようと思っていましたが、今後はジグも何本か用意することにします。

遊漁船もたまには良いですね。新しい魚種を狙う時、先に遊漁船で試してからSUPでやるのが良いかもと思いました。
また、仲間とワイワイやるのはシンプルに楽しいですね。また来たいと思います。


釣った魚は美味しくいただくのが魚への礼儀というもの。魚を捌くのも料理もほぼやったことないですがこちらにもチャレンジしたいと思います。

とは言ったものの、シイラはともかくウツボはどう捌いたら良いものか・・・
例によてYouTubeで動画を探します。
色々と見てみると、どうやら通常はウナギと同じように目打ちが必要なようです。そんな環境整ってないよ!
仕方なく、目打ちナシでやっている人の動画を探し出しチャレンジ。とにかくヌメヌメがすごいのでそれをたわしでゴシゴシ洗いおとします。

ちなみに、締め方がわからないのと嚙まれたら危険なため生きたままクーラーボックスに入れて持ち帰ったのですが、何時間も水から出して経過しているにも関わらず息があった上、この動画のように半分頭を切り落としても中々絶命しませんでした。凄い生命力です。

動画ほどうまく捌けるわけもないですがどうにかこうにかおろします。皮引きが僕の腕では困難ため断念して皮つきの料理をすることに。皮つきでバーナーで炙ってタタキにしてみます。

身の方は悪くないのですが、皮の脂分がすごく正直微妙でした。地域によっては高級魚として扱われているらしいので処理なのか料理なのかが悪かったのでしょう。精進しないとです。(今後ウツボを再び釣り上げる事があるかどうかわかりませんが)

続いてシイラ。こちらも捌いたことはないですが、ウツボに比べればだいぶ難易度は下がるはず。
以前カツオも捌いてますしなんとか行けるでしょう。

という訳でこちらは竜田揚げです。料理っぽい料理にしてみました。

こちらは味は悪くありませんでした。
ただ、普段本当に全く料理をしない僕には揚げ物は中々に難易度が高かったです。慣れている人ならもっと美味しくなったことでしょう。こちらも精進せねば・・・!

血抜きや捌き料理など、釣りの後工程に関しても課題が山積みですが自分が釣った魚を食べるのは楽しいですね。ではまた次回。